売買に使えない信号
レジームモデルは売買でよく使われます。市場が荒れているときはエクスポージャーを減らす、という具合です。しかし状態の確率を得る方法は2つあり、誠実なのは一方だけです。フィルタ確率 は 日目までのデータを使います。平滑化確率 は、 より後の日も含む標本全体を使います。過去のレジームを色分けしたグラフを描くなど、歴史の記述には平滑化のほうが優れています。売買には罠です。判断すべき日には未来の日は手に入らないので、 に基づく規則は未来の情報で売買することになります。これが先読みの罠です。
誠実なやり方は、知っていることから1歩だけ先を見ることです。 日の引け後にはフィルタ確率 があります。明日の予測状態確率は 、つまり遷移行列で信念を1歩進めたものです。この数から明日のエクスポージャーを決め、明日のリターンに適用します。予測確率は今日を徐々に忘れ、定常分布に近づいていきます。見落としやすい不正がもう1つあります。モデルの数を標本全体で当てはめると、それも未来を漏らします。慎重な検証では、過去のデータだけで再推定し、前へ進めながら繰り返します。
- フィルタは今日までのデータを使う。平滑化は後の日も使い、過去の記述に向く。
- 誠実なシグナル: で明日を予測し、明日のリターンに適用する。
- これも未来を漏らす:標本全体で当てはめたビタビ経路やモデルの数。過去のデータだけで再推定する。
ラボ:採点される内容
- 明日の荒れの確率15点
- 明後日15点
- 予測がどこへ近づくか10点
- 未来がどれだけ膨らませるか10点
- 未来を使うシグナルはどれか15点
- 誠実なレジームのバックテスト10点
- 用語を結び付ける10点
- なぜ平滑化のバックテストは良すぎて見えるのか15点