カレンダーで繰り返すパターン 系列が季節的であるとは、固定の周期 s s s でパターンを繰り返すことです。週5営業日、年12か月、同じ時間帯に区切った取引日などです。市場にはこうしたパターンが多くあります。日中の出来高とボラティリティは寄り付きと引けで高く昼に低いU字型で、大きく信頼できます。予定された発表の前後でもボラティリティは上がります。月替わり、曜日、1月効果などのリターンへの影響は何度も報告されていますが、小さく、公表されると弱まる傾向があります。
x t = ∑ j = 1 s β j D j , t + ε t , Δ s x t = x t − x t − s , t = x ˉ σ / n x_t=\sum_{j=1}^{s}\beta_jD_{j,t}+\varepsilon_t,\qquad \Delta_s x_t=x_t-x_{t-s},\qquad t=\frac{\bar x}{\sigma/\sqrt{n}} x t = j = 1 ∑ s β j D j , t + ε t , Δ s x t = x t − x t − s , t = σ / n x ˉ (1) 季節性の扱い方は3つあります。季節差分 Δ s x t = x t − x t − s \Delta_sx_t=x_t-x_{t-s} Δ s x t = x t − x t − s は、きっちり繰り返すパターンを取り除きます。時間帯ごとのダミー変数(定数項があるなら1つ少なく)への回帰は、パターンを推定して引いたり取引したりできます。季節ARIMA、SARIMA( p , d , q ) ( P , D , Q ) s (p,d,q)(P,D,Q)_s ( p , d , q ) ( P , D , Q ) s は、季節部分と非季節部分を一緒にモデル化します。周期は、ACF のラグ s , 2 s , 3 s s,2s,3s s , 2 s , 3 s のスパイクで見つけます。統計上の危険はデータマイニングです。5つの曜日、12か月、月内31日を調べると約48の効果を検定することになり、5%水準では偶然だけで2〜3個が有意になります。見る前に区分を決め、検定の数で補正し(ボンフェローニは水準を個数で割る)、使っていないデータで確かめます。
月曜日は本当に違うのか 月曜日の平均リターンが
0.04 % 0.04\% 0.04% 、標準偏差が
1 % 1\% 1% 、月曜日が
n = 500 n=500 n = 500 回あるとします。標準誤差は
1 % / 500 = 0.0447 % 1\%/\sqrt{500}=0.0447\% 1%/ 500 = 0.0447% なので
t = 0.04 / 0.0447 ≈ 0.89 t=0.04/0.0447\approx0.89 t = 0.04/0.0447 ≈ 0.89 で、
1.96 1.96 1.96 よりずっと小さい値です。平均が
0.12 % 0.12\% 0.12% なら
t ≈ 2.7 t\approx2.7 t ≈ 2.7 ですが、5つの曜日をすべて調べたのであれば、ボンフェローニの水準は
5 % / 5 = 1 % 5\%/5=1\% 5%/5 = 1% 、境界値は
2.58 2.58 2.58 となり、この結果はかろうじて超える程度です。曜日効果は、補正と標本外の確認を通ってはじめて取引に値します。
季節差分 は固定周期 s s s のパターンを除き、ダミー変数 はそれを推定する。ラグ s , 2 s , 3 s s,2s,3s s , 2 s , 3 s の ACFのスパイク が周期を示す。 多数の区分を調べる と偽の効果が見つかる。個数で補正し(ボンフェローニ)、標本外で確認する。ラボ:採点される内容 季節差分 10点 曜日のt統計量 15点 ボンフェローニ水準 15点 ダミー変数を数える 10点 周期を見つける 15点 用語を結び付ける 15点 カレンダー効果を検定する 10点 区分が多すぎる 10点