約定から株式の所有まで
取引所で約定した時点では、それはまだ約束にすぎません。一方が株式を引き渡し、他方が現金を支払うという約束です。決済とは、その約束が果たされ、所有権と現金が実際に移る時点です。約定と決済の間に清算があります。米国株では約定日をT日と呼び、2024年5月28日以降は1営業日後(T+1)に決済されます。それ以前はT+2で、他の多くの市場は今もT+2です。
清算は中央清算機関(CCP)が行います。債務引受(ノベーション)により、CCPはすべての売り手の買い手、すべての買い手の売り手となり、参加者同士ではなくCCPと向き合います。ポジションのネッティングも行い、同じ銘柄を1日で売買した場合は差額だけを決済します。米国株ではCCPはNSCC、株式を移す保管振替機関はDTCです。上場オプションはOCC、先物は取引所自身の清算機関が清算します。
決済は証券と資金を同時に動かす(DVP)ため、どちらか一方だけがリスクにさらされることはありません。売り手が引き渡せなければ決済不履行(フェイル)となり、費用が発生し、強制的な買い戻しを招くこともあります。
- 約定日(T):取引が成立した日。
- 決済日:株式と現金が実際に移る日(米国株ではT+1)。
- CCPとノベーション:清算機関が買い手と売り手の間に入る。
- ネッティング:売買を相殺し、差額だけを決済する。
- DVP:証券と資金の同時受渡し。
ラボ:採点される内容
- 約定後の流れ20点
- 誰が何をするか20点
- 水曜の約定10点
- 金曜の約定10点
- ネッティング20点
- CCPの役割20点