制約付きの最適化
制約がなければ、滑らかな関数の最大・最小は勾配がゼロの点 にあります。現実の問題には制約があります。固定された予算、合計が1になるポートフォリオの重み、リスクの上限などです。その場合は平面のどこでもなく、曲線や曲面 上の最良の点を探します。
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制約付きの最適点では、 の等高線が制約にちょうど接するため、2つの勾配は平行です:。これをラグランジュ関数 にまとめ、すべての偏微分を0とおきます。 と の式が平行な勾配を、 の式が制約を与えます。
乗数 には意味があります。制約の影の価格、つまり制約を1単位緩めたときに最適値が変わる割合 です。重みの合計が1の最小分散ポートフォリオなら、予算が少し増えたときに分散がどれだけ変わるかを示します。
予算の問題 の制約のもとで を最大化します。、 なので 、、したがって 、、最大値は25です。予算が11に増えると最大値は となり、増分5.25は に近い値です。
候補であって保証ではないラグランジュ関数の微分を0とおくと候補点が見つかります。それぞれが最大か最小かそのどちらでもないかは別に判断する必要があり、不等式の制約()にはこの考えを拡張したKKT条件が必要です。
ラボ:採点される内容
- ラグランジュ関数15点
- 最適な x20点
- 最大値15点
- 乗数15点
- 幾何学的な意味10点
- 最小化の問題15点
- 乗数の意味10点