重み付きサンプルで推定する
サンプルを引けない分布 p のもとでの平均が欲しいことはよくあります。フィルタリングでは、p は今日のデータを見た後の隠れ状態についての信念です。重点サンプリングのコツは、代わりに扱いやすい分布 g(提案分布)から引き、そのずれを重みで直すことです。提案分布が出しすぎる点 xi には小さな重み、出さなすぎる点には大きな重みを与えます:wi=p(xi)/g(xi)。多くの場合 p は定数倍を除いてしか分からないので、重みをその和で割って合計を 1 にします。
wi=g(xi)p(xi),w~i=∑jwjwi,Ep[f]≈i∑w~if(xi),ESS=∑iw~i21(1) フィルタでは、提案分布は予測(データを見る前に状態がありそうな場所)で、目標分布はデータを見た後の信念です。その比は観測の尤度そのものなので、粒子の重みは y をどれだけうまく説明するかを表します。有効標本サイズ ESS は、重み付きサンプルが等しい重みの何個分に相当するかを示します。重みがすべて等しければ N、1点がすべてを担えば 1 です。ESS が小さいと推定は少数の点に頼ることになり、ばらつきが大きくなります。提案分布が目標分布の質量のある場所を外したとき、たとえばデータが大きな驚きのときに起こります。
4つの粒子と1つの観測予測からの4つのサンプルを
x=−1,0,1,2 とし、雑音分散
r=1 で
y=1 を観測します。正規化前の重みは
e−(1−x)2/2=0.135, 0.607, 1, 0.607 で、合計は
2.348 です。正規化した重みは
0.058, 0.258, 0.426, 0.258 です。重み付き平均は
0.885、重み付き2次モーメントは
1.516 なので分散は
1.516−0.8852=0.734 です。有効標本サイズは
1/(0.0582+0.2582+0.4262+0.2582)=3.14(4個中)です。
- 重みがずれを直す:扱いやすい g から引き、p/g で重み付けし、和で割る。
- フィルタでは重みは尤度:観測を最もよく説明する粒子が最大の重みを得る。
- ESS に注意:少数の点が支配すると 1/∑w~2 が下がる。これは提案分布が悪いという警告。
ラボ:採点される内容
- 正規化した重み15点
- 重み付き平均15点
- 有効標本サイズ15点
- 重み付き分散10点
- 危険な提案分布10点
- 重点サンプリングの手順10点
- 用語を結び付ける10点
- なぜ重みが必要か15点