物語を保つ少ない数 株式は一緒に動くので、54本の月次リターン系列は、独立な情報54個分よりずっと少ない情報しか持ちません。主成分分析(PCA)は、データの分散のうちどれだけを担うかで並べた新しい軸(主成分)を見つけます。第1軸は最もばらつく方向を向き、第2軸はそれに垂直で次に大きい分散を担い、以下同様です。共分散行列で言えば、軸は固有ベクトル、軸方向の分散は固有値です。成分 k k k の分散の割合は λ k / ∑ j λ j \lambda_k/\sum_j\lambda_j λ k / ∑ j λ j です。最初の数個の成分を残せば、小さな損失でデータを短く記述できます。
Σ v k = λ k v k , r k = λ k ∑ j λ j , k ( x , y ) = e − γ ∥ x − y ∥ 2 \Sigma v_k=\lambda_k v_k,\qquad r_k=\frac{\lambda_k}{\sum_j\lambda_j},\qquad k(x,y)=e^{-\gamma\|x-y\|^{2}} Σ v k = λ k v k , r k = ∑ j λ j λ k , k ( x , y ) = e − γ ∥ x − y ∥ 2 (1) PCAは中心化したデータと、スケールが同程度の特徴量で動くので、まず標準化します。軸は線形で、ほとんどの株式が共通の動きを共有する市場には合っています。カーネルPCAは、2点がどれだけ近いかを表すRBFカーネル e − γ d 2 e^{-\gamma d^{2}} e − γ d 2 のようなカーネルが作る空間でPCAを行い、曲がった構造にも追随できます。注意が2つあります。成分はすべての入力の混合なので、名前を付けるのは推測です。また、先頭の成分は分散の最大の源であって、最も予測に役立つものではありません。金融では第1成分が市場、次のいくつかがセクターで、成分で当てはめたモデルも後のデータで検証する必要があります。
2×2の例と54銘柄 共分散行列
( 2 1 1 2 ) \begin{pmatrix}2&1\\1&2\end{pmatrix} ( 2 1 1 2 ) を考えます。固有値は
3 3 3 と
1 1 1 なので、第1成分が分散の
3 / ( 3 + 1 ) = 75 % 3/(3+1)=75\% 3/ ( 3 + 1 ) = 75% 、第2成分が
25 % 25\% 25% を担います。第1軸は
( 1 , 1 ) / 2 (1,1)/\sqrt2 ( 1 , 1 ) / 2 で、点
( 1 , 1 ) (1,1) ( 1 , 1 ) はその上で
( 1 + 1 ) / 2 = 1.414 (1+1)/\sqrt2=1.414 ( 1 + 1 ) / 2 = 1.414 に射影され、点
( 1 , − 1 ) (1,-1) ( 1 , − 1 ) は
0 0 0 に射影されて、1成分のモデルでは失われ、2乗誤差は
2 2 2 です。
γ = 0.5 \gamma=0.5 γ = 0.5 、2乗距離
2 2 2 のRBFカーネルの類似度は
e − 1 = 0.368 e^{-1}=0.368 e − 1 = 0.368 です。実在の
54 54 54 銘柄の月次リターン
319 319 319 か月分では、第1成分が分散の
29.5 % 29.5\% 29.5% 、第2成分が
8.4 % 8.4\% 8.4% 、第3成分が
5.5 % 5.5\% 5.5% を担います。
80 % 80\% 80% に達するには
22 22 22 成分、
90 % 90\% 90% には
32 32 32 成分が必要なので、
80 % 80\% 80% の水準では
54 54 54 個の数のうち
32 32 32 個を節約できます。
分散の順の軸 :第1成分は最もばらつく方向で、以降は互いに垂直。先に標準化 :PCAは分散を追うので、数値の大きい特徴量が支配してしまう。分散は予測ではない :最大の成分が必ずしも役に立つとは限らない。ラボ:採点される内容 第1成分の割合 15点 射影 10点 再構成誤差 10点 RBFカーネルの値 10点 節約できる数 5点 なぜPCAの前に標準化するのか 10点 PCAの手順 10点 用語を結び付ける 15点 大きな成分は有用とは限らない 15点